いつものようにランニング用具を持ち込んで帰郷、それは距離を稼ぎたいとかルーティーンだからの心理ではなく、ただ普段の環境を変えて新鮮な気持ちでランニングしたいからです。
もしかしたら武蔵の国から谷川岳を越えて越後の国へ移動したら、曇っていたり雨のお湿りがあったりと少しは気候だって変わるだろうと見当をつけていました。
この夏この国に避暑地は存在するのか?
そんな想いが強くなるくらいどうしようもない暑さの新潟でした。クソ暑い2023年夏、一体いつまでこの猛暑は続くのでしょうか。
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どこへ行っても酷暑
新潟県では山間部では頻繁に雷雨が襲来していますが、平野部ではここひと月以上まともな雨は降ってなく渇水状況となっています。
しかも海が近いからか湿度が異常に高く、なぜだか太陽が関東地区よりも近く感じるのは私だけでしょうか?
連日の35℃以上の猛暑日ではランニングしなくても、どこへ行くにも屋外ではもれなく滝汗が付いてきました。
墓参りへ
赤谷線サイクリングロード起点
2023.8
当初は以前ご紹介したマイナー過ぎるサイクリングロードを30キロほどゆっくりと走るつもりだったのですが、こんな猛暑ですから暑熱順化は進んでいても危険なので考え直してあっさりやめました。
あとはここは給水に若干難があること、また身体を冷却できるようなコンビニが求めるくらいには存在はしません。
よっていつものランニングとさして差異ないものとなったのですが、何よりもお盆ですからまずはご先祖様に手を合わせにお寺に向かいました。
2022年年明けに訪れた冬には、積雪があったこともあり寺全体が静寂に包まれていたのですが、真夏は蝉の合唱がすごく騒々しいことこの上ありませんでした。
地元の歴史を学びながら
やっぱり今年は蝉の死骸がやたらと目に付くなぁと思いながら歩を進めました。
今回はお墓参りの他にも、地元の観光地を巡ってみたく脚を伸ばしました。
足軽長屋
足軽長屋
国の重要文化財指定、新発田藩 (しばたはん) 足軽の1842 (天保13) 年築の居住地、茅葺き平屋建ての長屋。 幕末の下級武士の日常生活を伝える全国的にも珍しい遺構。
Wikipedia 参照
歴史に触れて先人を知る。悠久の歴史があって今のわたしがあると同時に、これからの子供達の未来があって欲しいと願うと、歴史遺構を目の前に感謝の念が自然と湧いてくるから不思議です。
昭和47年廃車、地球を51周分走った
らしい景色を楽しみながら
都市部にはないあぜ道をとぼとぼと
今般これだけ熱中症の危険が指摘されている中、猛暑日に走る行為は自殺行為に等しいと全くランニングをしない妻はよく言います。
ランナーなんてほとんど (全く?) 見かけない新潟の片田舎で、しかもこの酷暑の昼過ぎに走っている人間はさぞかし不思議な存在のようです。
車の中から (後ろ) 指を指されたり、目が合って首を傾げられたりが頻発します。それは何回も確認できました。
こちらも35℃を超える気温の危険性は承知しているので、満水に満たしたソフトフラスク (経口補水液) と緊急用の小銭やICカードを持参してのランニングとなります。
そして全身を冷却してくれる施設を予め確認してから出発しています。例えばコンビニとかスーパー、ドラックストアとかホームセンターは田舎でも点在しますし、大きめの公園ならば確実に水飲み場があります。
そして幼少期から馴染みある稲の匂い漂う中をランニングで満喫、収穫の秋へ向けて黄金色の田んぼが視界一杯に広がっていました。