雨の東京マラソン42キロ地点

ラングッズ

雨の東京マラソンで使えたアイテム

2019年3月19日

2019年開催の東京マラソンは、気温6℃にも満たないとても寒い日、しかも終日雨という特異な気象条件で行われました。

ランナーそれぞれが自前の防寒&雨対策を打っていた中、私がマラソン後半の冷えだけはなんとか回避したいとの願いから購入したのが、「MILLET DRYNAMIC MESH(ミレードライナミックメッシュ)」でした。


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MILLET DRYNAMIC MESH(ミレードライナミックメッシュ)があったから走り切れた

この年の東京マラソンで大誤算だったのが、レース30キロで予定していた自作スペシャルドリンク(モルテン+メダリストを混ぜたもの150ml)とasicsの雨よけポンチョをウエストポーチから取り出せなかったことです。

雪ん子
手がかじかんでチャックが開かない・・・

これ以上冷たい雨に濡れたくなかったので、スペシャルドリンクを摂るタイミングでポンチョも身に付ける行動をとりました。

これからフルマラソンで1番キツイ区間(35キロ以降)を迎えるにあたり体を冷やす訳にはいきません。サロマ湖ウルトラの時、極寒の風雨の中ワッカではビニールポンチョを1枚増やしただけで、体温低下を最小限に抑えることができた経験があったからです。

しかし寒さで手に力が入らずチャックを開けられず、給水も諦めたので上着はこのMILLET DRYNAMIC MESH(ミレードライナミックメッシュ)とランシャツと腕ゲイターのみでスタートからゴールまで乗り切りました。

寒い中でたとえ快調に走っていても、ロング走だと後半汗冷えを起こしパフォーマンス低下を招きます。体の冷えは余計な体力やエネルギー消費を誘発するからです。

しかしゴールまでさほど寒さを感じなかったのは、間違いなくこのアイテムのおかげでした。

もしくは東京マラソンだから気持ちの入りようが違った?MILLET-DRYNAMIC MESHをランTの下に

 

MILLET DRYNAMIC MESH(ミレードライナミックメッシュ)って何者?

メーカーのMILLET(ミレー)とは?

MILLET(ミレー)は世界的に有名なフランスの登山用品メーカーです。

アウトドア好きなら誰でも知っているメーカーですが、最も馴染みの商品といえばバックパックではないでしょうか。

私自身はミレーの商品は購入したことはありませんが、知名度が高いメーカーなので購入に迷いはありませんでした。

amazonの口コミをチェックすると、その機能性の高さから愛用している登山家が多いことが伺い知れます。

 

ズバリ、MILLET DRYNAMIC MESH(ミレードライナミックメッシュ)の特徴とは?

気温が低い中でのロング走、フルマラソン、ウルトラマラソンの際、最後まで走り切るためには汗冷え対策が必要です。

ブログを漁り読みしていると、このアイテムの特徴を端的に表しているのは、身に付ければ汗冷え対策に有効であるとのことです。

汗冷えを防ぐため購入する方が多いのですが、これに加えて今回の極寒の雨の東京マラソン2019で実際に使用して感じた効果が、

ココがポイント

雨のマラソンで体温低下を抑える

ことでした。

冷たい雨が絶えず降り続きランシャツが濡れた状態であっても、肌に触れている箇所は熱を保持し42.195キロ乗り切れたのです。

MILLET-DRYNAMIC-MESHレビュー

 

機能性1(ドライ感)

メーカーが謳う「驚きのドライ感と動きやすさ」というキャッチコピー、これはポリプロピレンという素材が、汗を素早くランシャツへ移行させて肌はドライな状態を保持することに由来します。

参考

ポリプロピレンは水分を溜め込まず、通しやすい性質を持つ(毛細管現象)

汗をかいたウェアがピタリと肌に密着して気持ち悪さを伴うのですが、着用時は汗が肌に触れないのでそのような不快感から解放されました。

これは冬季のランニング中の信号待ちで実力を発揮します。走っている間は風があっても寒くはないのですが、立ち止まると途端に寒くなり汗冷えを招くものです。

ドライナミックメッシュが1枚かまされているために、濡れたウェア(レイヤー)が素肌に密着しないためサラサラ感があるのです。

また、メーカーはドライナミックメッシュの上に着るレイヤーは、吸水速乾素材のレイヤーを推奨しています。

これは前述の通り肌に密着することでレイヤーに素早く汗が移るので、吸水速乾性があるレイヤーでさらに即座に蒸発させドライ感を得ようとの試みです。

注意ポイント

ドライナミックメッシュの上には、ぴったりめのウェアを身に着けないと効果半減

 

機能性2(保温効果)

着用すると伸縮性が高いので体にピタリとベストフィトし、メッシュ素材は厚みがありすぐに温かさを感じます。

大げさに例えると、羽毛のベストを着ている感じです。実際冬の大会のスタート前待機で、これほど温かいと思ったことは今回の東京マラソンまでありませんでした。

そしてレース中は、終始雨模様でウェアはびしょびしょに濡れていたのですが、インナーにコレを装着していたため、冷たく濡れたランシャツが肌に張り付かず、体温が下がらなかったためパフォーマンスを維持できたのです。

ミレードライメッシュのレビュー

 

トイレに駆け込まずに済む

秋口から真冬にかけて必ず陥るのが、ランニング中にお腹を下してしまうことです。

快調に巡航していたはずなのに、気温の低下に伴ってお腹が冷えてトイレへ駆け込んだ経験はありませんか?

トイレがすぐ近くにあればいいのですが・・・そんな恐ろしい状況だってMILLET DRYNAMIC MESH(ミレードライナミックメッシュ)を身に付けていれば、腹冷えのリスクを限りなく減らせることができます。

 

おすすめのサイズは?

肌に密着する素材の性質上、伸縮性が高いので気持ち小さいサイズを選択した方が良いです。

私は177cmの身長でMサイズを購入しました。でもフィット感は抜群です。脱ぎにくいという欠点はありますがLサイズを選択しないで正解でした。

何回も言いますが、ドライナミックメッシュの上に着用するウェア(レイヤー)はダブつきがないぴったりサイズを着るのがミソです。汗を素早くウェア(レイヤー)へ移すために、ぴっちりサイズでないと効力を発揮しませんから。

 

残念なこと

粗めの網々であるが故、これ1枚だとビジュアル的にマズイことになります。

amazonから届いて早速試着してみると、私の好感触とは裏腹に、妻と娘の薄ら笑う声が聞こえてきます。

私:「えっ、変?」

妻・娘:「うん、変」

真夏にコレだけ身に付けてランニングする勇気あるランナーは、かなりの目立ちがり屋さんかT.M.Revolationくらいでしょうか。

ミレードライナミックはちと恥ずかしい

雪ん子
限界の露出・・

 

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