今年は緩ジョグを減らしているということは何回もお伝えしておりますが、そうはいっても強度が高い練習翌日 (と翌々日) は積極的に緩ジョグで心身を解すことに徹しています。
あの忌まわしき肉離れ系の怪我からは久しく遠ざかっているのですが、股関節 (臀部周り) の慢性的な痛みに悩まされ続けています。
全く走れないという訳ではないので、織り込み済みとしてここ数年走ってきました。
今年の夏頃になってその原因が分かったので、スロージョグは積極的に薄底シューズを履くようになりました。
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Eペース (easyペース) 以外は全て薄底シューズに変えた
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40mm規定をオーバーしてでも厚底カーボン
(マジックスピード3)
股関節に効く
一般的に言われているのが、薄底シューズはふくらはぎ (下腿) に、厚底カーボンは股関節周りに負担が大きく掛かり、その部位に故障が起こりやすいということです。
シューズのトレンドが劇的に変わったことで、ランナーの故障箇所も大きく変わりました。
確かに薄底でタイムを出していた時、何回もふくらはぎに肉離れを発症しました。
そして2019年後半から厚底オンリーとなり、2年後の2022年東京マラソン以降ずっと股関節群 (中臀筋、ハムストリングの上部) の痛みが消えません。
年齢的な筋力の衰えも否めませんが、走っていて上りなど出力が必要な場面で、痛みが出ることで力が入らない感覚が以前より増しています。
フルマラソンの記録漸減の1要素がここにもありました。
痛みを分散

走る感覚が蘇る薄底シューズ
(ターサーRP3)
ロングペース走や閾値走は全て厚底カーボンシューズです。
痛みが長期に渡って鎮座というのは、厚底シューズを未だ履きこなせていない証拠なのでしょう。
ポイント練習の翌日は股関節周りがギクシャクして鈍痛が襲います。
こんな時は緩ジョグで芝生や川沿いでのランニングとしています。
ここまでは昨シーズンまでと何ら変わらないのですが、今期夏から大きく変えたのが緩ジョグは薄底シューズで走るということです。
厚底のロッカー構造で走らされてる感はなく、しっかりと路面を捉えて自分の脚で走っている接地感覚がとても明確です。
よって薄底・厚底シューズを履き分けて負担を掛ける部位を変える。
そうすることでこれ以上の股関節の痛みが進まぬように、また脚全体をバランス良く強化することを目的とします。
使用している薄底シューズ
現在使用している薄底シューズは2足です。
ひとつは8年くらい前のモデルで、以前アッパー補修の記事にしたミズノのウェーブエンペラーです。
まだまだ擦り減っておらず未だ現役であり、緩ジョグならあと数年は走れそうです。
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そしてもう1足が未だランナーに根強い人気のアシックスターサーRP3です。
こちらは富士登山競走で使用するため2024年に購入しました。また2024~2025シーズンでは、全10回の3時間LSDの際には大変お世話になりました。
またこちらも結構な走行距離の割にアウトソールはまだまだ健在です。がしかしまだ走れますが土踏まずの部分が裂けてきています。
ターサーは私は緩ジョグのみですが、スピード系の練習までカバーできると思います。
というわけで、ランニング時の股関節群への負担を軽減させるため、厚底だけにこだわらず薄底シューズも多用することを心掛けているという話でした。

富士登山競走をターサーRP3で (2024年)
