東京都小平市にある「小平うどん」、ここは名店で本当に美味しい地元食を提供してくれます。我が家はひと月に1回はここを訪問します。
本日の夕飯はここと決め、その前にランニング予定としていたのですが、どうも大気が不安定でお空のご機嫌が読めません。ここ2日連続で関東圏はゲリラ豪雨と落雷に襲われています。
この日雨雲レーダーでは関東北部を中心に雷雲を確認できたのですが、そこからランニングコースまで南下するにはまだ時間がかかりそうと判断しました。
今後確実に降雨はあるにしても90分間くらい走ったところで影響はないだろうと決め付け、入念に動的ストレッチを施してから家を出ました。
サッとポイント練習を済ませシャワーでスッキリ、その後に美味の武蔵野うどんで失ったものを補給、これが本日のメニューでした。
武蔵野うどん
・東京の多摩地区より埼玉県に及ぶ広範囲で食されてきた郷土料理。特徴としては麺は極太で褐色、もっちり感あってとにかく歯応えが凄く、そこら辺のコシを売りにしたうどんとは一線を画す。
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変化走
個人的な練習内容となりますが、この日夕方に雷予報が出ている中、本日の練習メニューを3段階にペースを上げていく変化走としました。
練習メニュー
①Eペース走6km (キロ5:30)
②Rペース走5km (キロ4:50)
③フリー5km (キロ4:30以内)
お空は雨雲レーダーが示す通り近づいている模様は、北の方に真っ黒な雨雲が見え雨足さえ目視できることでわかります。でもあそこからは相当離れていて頭上には白い雲が浮かんでいる程度、そのため序盤から中盤は走りに集中できました。
自宅から雷雲がありそうな北西方面へ8km離れた地点で折り返すのですが、その地点ではいよいよ頭上に黒い雲が覆っていて不気味な様相を呈しています。
でも降雨も雷鳴の気配すらないうえに西を見れば晴天と夕日が見えますから、気持ち的にあと半分走れば武蔵野うどんとご対面です。
折り返してこの頭上の黒い雲から南に離れて行けばまあ大丈夫だろうと思っていました。
天気急変
ポイント練は③フリー5kmを残すのみ、なんとかキロ4:30以内で走ればあと約23分弱でランニングは終了して帰宅、シャワーを浴びてスッキリ顔で例のお店に移動となります。
しかしわずか10分ほどで天候が急変します。この時Yahoo天気内にある雨雲レーダーはこんな感じだったことを帰宅後に確認しスクショで保存しました。
画像中心にある多摩湖辺りに私はいた
(Yahoo天気より)
往路では確認できなかった真っ黒い雲が頭上でどんどん発達している様子、それは風向きや独特の匂いを伴っていよいよ雷雨が迫っていると察知するのに十分なものでした。
これは雷嫌いが最も恐れる状況、北風が強くなり気温が低下し刻一刻と迫っている雰囲気を嫌が上でも感じます。
その時でした。ついに暗黒の雷雲が牙を剥き出しにして襲ってきたのです。
大粒の雨がポツポツと落ち始め雷雲の傘下に入ったことは間違いないと確信しました。
走りながら雷が近づいているのか遠ざかっているのか判断できず、とにかく土砂降りと強風と雷鳴だけは待ってくれと願っていると、ペースが勝手にキロ4:20まで上がりました。
すると稲光が激しくピカります。1、2、3、4秒でゴロゴロー。1秒間に雷鳴は340m進むことを確か自分のブログに数年前記しました。
それを踏まえるとまだ1.4km程離れていると予測したのですが、雷雲の範囲なんてものは全く確証めいたものがないからいつ付近に落ちるか気が気でありません。
そしてピカッ1、2秒でゴロゴロー
この時点でテンパリは相当なものでした。そして強烈な土砂降りと強風、さらに激しい雷鳴のコンボになり、これは避難しないとダメな奴だと覚悟を決めました。
しかし高台の多摩湖周辺はまともな避難場所が全くないため、駅がある場所まで降りてコンクリの高架下へ退避することを決めそこへ急行しました。
この時に高架下まで避難ダッシュした際のガーミンログによると、下りだとしてもキロ4分を裕に切っていました。
雨宿りで待つ
いよいよ頭上の稲光と雷鳴がほぼ同時となった時点で発狂するほど焦ったのですが、なんとか土砂降りを高架下で回避しました。
そこにはズブ濡れの先客20名ほど、部活帰りの女子達は雷鳴のたびにキャッキャ言っていますが、私含めランナー3名は無言で待つのみでした。
バケツをひっくり返したような豪雨を遣り過ごすこと20分間、本日はスマホを携帯していないため雨雲レーダーの正確な動きが読めません。
よって雨足が明らかに緩まるまで待ち、稲光から雷までの秒数を測って再び走り始めるタイミングを探ります。
19時が近づき電光の伸びがはっきりと確認できます。雷鳴まで4秒だったのが6秒、8秒と確実に雷雲は遠のいていき小雨へと変わりました。
雷鳴まで10秒となったことを確認して再び走り始めました
雷雲が過ぎ去るのを待つことが得策
実は帰宅する我が家は未だ雷鳴が轟く方向なのですが、稲妻がはっきりと前方に見えて数えると今度は15秒、もう雷雲群が5kmは離れたことを確言します。くわえて頭上は空が開け夜空さえ見えたので安心のダウンジョグで帰宅の途に着きました。
今回の教訓、まず前提として雷雨が予想される時は当然ランニングに出掛けないことです。今回は食の誘惑に負けてスケジュールを組んだことが悲劇の始まりでした。
そして突然ランニング中不運にも雷雲の真下に入ったと感じたら、身を守る為に屋内に避難しそこで雷雲が過ぎ去るまで待機することです。
夕立などの雷雲はその場に居座ることは少ないため、雨宿りを30分もすれば天候は急速に快方へ向かいます。
避難場所を離れる際は雷雲との距離を、スマホの雨雲レーダーや稲光からの距離を雷鳴で測れば（1秒で340m）、完璧ではありませんが危険な状況から脱する可能性が高くなることを忘れないようにしたいと思います。
文字通り、晴れてうどんに辿り着く
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今までどんな過酷な気象条件でもずっと走ってきました。 猛暑日に汗がポタポタとランパンから絶え間なく落ちる日、手袋していても手がかじかんだ極寒氷点下の日、意気揚々と走りに出掛け冷たい強風でお腹を下した日 ...
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