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今回はサロマ湖ウルトラマラソンの脚慣らしの練習がてら、横浜駅から小田原城まで走ってきました。
初夏を思わせる天候のもと、総走行距離約60キロのロング走、兼マラニック、兼旅ランとなりました。
最高気温が26℃と決して走りやすい気候ではありませんでした。しかし季節は春、カラッと晴れ渡り湿度が低いです。
湿度が低いことが汗が体温を放熱してくれ、体温調節がうまくいきます。暑さに極端に弱い私でも心身負けることなく気持ちよく走ることができました。
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今回のコース概要
基本的に箱根駅伝コースを西へ向かっていきます。プラスして海岸線のサイクリングロード(鵠沼海岸⇄柳島)を走りたいので、途中江ノ島方面へ寄り道しました。
横浜駅から小田原城までの約60キロを一気に走る方はそんなにいない(需要が少ない)と思われるので、ぷらっと走れる間隔で行程を3分割して(I、II、III)紹介したいと思います。
また私がすすめるロング走は往復ではなくワンウェイが基本です。走る区間は往路のみです。復路は電車や車で帰宅するのが基本形となります。
<I> 横浜駅東口〜江ノ島
横浜駅東口の地上へ出るとそこには見たことがある景色が広がっていました。
そう目の前の国道1号は箱根駅伝コースなのです。今回のロング走は憧れの箱根路を走ってみようと思ったのが始まりでした。
お正月の風物詩が目の前に広がっています。特に高速道路の高架下は、駅伝コースの横浜を象徴する場所なので朝から興奮してしまいます。
さあこの国道1号を道なりに西へ向かいましょう。気分はもう往路の箱根駅伝ランナーです。
あの権太坂
幼い頃からTV中継で見ていた箱根駅伝。その中で特に印象に残るのは「戸塚中継所」と「権太坂」という地名です。
今回走ってみて戸塚中継所は確認できませんでしたが、権太坂はすぐに分かりました。
箱根駅伝のTV中継では両沿道を埋め尽くす観客が印象的ですが、実際に通ってみるといたって普通の住宅街の坂道でした。
ただ1点意外だった所がとにかく長いのです、この坂。
勾配に関してはそれ程キツイとは感じないのですが、ダラリとした上り坂が私が測ったところ約1.3キロも続きます。
ここを箱根駅伝の選手達が歯を食いしばりながら走り抜けるのです。そんな歴史ある坂道を自分が走っている、感慨深いものです。
花を愛でる
権太坂の途中で派手やかな花々が咲いていました。長く続く坂道でふと脚を止めて写真を撮ってしまいます。
こうしてブログを書くようになって、写真素材を自分で収集したいという願望ももちろんあるのですが、単純に花って綺麗だなぁ、撮り残したいなぁと思えてくるのです。
写真の知識も技術もど素人な私ですが、今の時代のスマホならこのくらいの写真は撮れてしまうものです。
お小遣いに余裕ができたら、もう少し高性能なコンデジを新調し、カメラの基礎技術を学びたいと思います。
国道を走る宿命
国道1号は大型車の交通量が多いことにより、この住宅街区間は走っていて排気ガスが気になってしまいます。マスクをして走る※気はないので我慢して走るしかないかなと諦めています。
普段から排気ガスとは無縁な場所で走っているので、不可抗力と分かりつつもどうにかならぬものかと不憫に思ってしまいます。
一転して江ノ島からの国道134号、後半の二宮からの国道1号は海風の影響か排気ガスは飛ばされて気にならないレベルまで下がります。
※コロナ事情によってマスク着用ランが当たり前に、この時は知る由もなし
<II> 江ノ島〜大磯
十数年前まで神奈川県大和市に住んでいてこの辺はよく遊びに来ていました。江ノ島、鵠沼海岸、茅ヶ崎辺りの夏の季節感がとても好きです。
今では江ノ島からは離れたところに住んでいますが、夏になると毎年走りに来てしまうくらいお気に入りの場所です。
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夏目一杯の湘南コース(鎌倉〜江ノ島〜茅ヶ崎)
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一応水着を見に来てるわけではないと付け加えておきます。
湘南サイクリングロード|鵠沼海岸〜柳島 約8K
今から15年ほど前、自転車を漕いで海まで行って偶然見つけたのがこのサイクリングロードです。
海が見えなく直線基調で飽きが来る国道134号よりも、ここは海側に面しているので絶景が広がっています。
空気が澄んでいれば、富士山、伊豆半島、三浦半島がはっきりと望め、サーファー達の波乗りを横目に気持ちよく走ることができます。
上半身裸でジョギングしている地元の方が多いのですが、全く違和感がないのは湘南のなせる技なのかもしれません。
湘南らしいこのサイクリングロード区間だけでも国道利用をやめて湘南国際マラソンのコースに変えて欲しいのですが、とても1万人規模のランナーがすれ違う広さはありません。
2017年台風21号で壊滅状態
今回も久しぶりにこの海岸線沿いのサイクリングロードを走りたく、箱根路を離れ江ノ島方面へ向かいました。
しかしコース入り口ですぐに異変に気付きました。
工事通行止めです。(2018年5月初旬現在)調べると2017年10月、関東に上陸した超大型台風で壊滅的な被害を受け復旧工事中でした。
江ノ島のヨットハーバーが高潮で大きな被害を受けたのはニュースで知っていました。でもこのサイクリングロードまでもが部分的に大量の砂山で覆われたり、ウッドデッキごと高潮に削り取られてしまった被害を知りませんでした。
よって泣く泣く国道134号に戻り西下です。夏までには復旧してまた元の素晴らしいコースを走りたいと願ってやみません。
砂で覆われたコース始点
追記:鵠沼〜柳島、湘南サイクリングロードの現況2021年夏(最新版)
2021年夏、今年もやっぱり走りに行って来ました。
2018年以降は砂の除去が定期的にコース全般で進み、ストレスがある箇所はほぼありません。携わった関係者に感謝したいと思います。
最新情報としては、2019年9月時点で問題なくランニングを楽しめます。
コース始点(2019年9月)
湘南国際マラソン|単調コース
私は2009年、2011年の湘南国際マラソンに参加しました。
レースでは2回共に暑さにやられ撃沈でしたが、それに加えてコース設定自体にも撃沈の要素が少なからずあったかもしれないと今では思います。
スタート地点の大磯ロングビーチから江ノ島まで行って折り返す湘南国際マラソンコース、スタート後の西湘バイパスは辛うじて海が見えて湘南っぽさが漂ってます。
しかしその後はほとんど海が見えず単調で退屈なコース設定です。言ってみれば、潮の香りはするが海が見えないジレンマ・・・
湘南国際マラソンコース
湘南大橋では海が見える
<III> 大磯〜小田原城
いよいよ今回紹介する最後の区間です。
大磯港から小田原城は距離約18キロで見るべきものは、眼前に広がる相模湾と富士山です。
太平洋岸自転車道|大磯港から海を見ながら走る
大磯港付近、西湘バイパス入り口から太平洋岸自転車道へ進みます。
照ヶ先海岸から大磯ロングビーチの手前までの2.5キロと短い区間ですが、相模湾を一望できて開放感あるコースです。
歩道幅は十分に広くて自転車、歩行者、ランナーがそれぞれ存在を気にせずに思う存分動けるのも魅力の1つです。
この太平洋岸自転車道を普段走りのコースにしたいほどの絶景です。
写真の一番左、太平洋岸自転車道から撮影
国道1号に戻り小田原城まで
大磯ロングビーチ脇、旧吉田邸横から再び国道1号に戻り左折、そこからはずっと道なりです。
小田原市中心部でどんつきに当たりそこがゴール地点、小田原城となります。時間に余裕があれば天守閣まで行って見る価値は十分です。(500円)
もっとも私が到着したのは閉館時間の午後5時だったので見たくても見れませんでした・・・
湘南国際マラソンの試走|二宮→江ノ島ハーフマラソン
せっかくなので私が湘南国際マラソンに出場する際、またその後も何回か練習のハーフ走として走ったコースも併せて紹介します。
その内容は次の通りです。
※今回紹介しているコースとは逆方面
【二宮→江ノ島】
- 車で向かい江ノ島の駐車場に停める
- 片瀬江ノ島(小田急線)〜二宮(JR東海道線)まで電車移動→564円、走る格好で電車に乗っても恥ずかしいと思うことなかれ
- 二宮駅から国道1号を藤沢方面へ
- そのまま国道1号、134号を道なりに一直線で江ノ島まで
※太平洋自転車道、湘南サイクリングロードを併用しながら江ノ島まで向かうこともおすすめ
江ノ島近辺をゴールとして駐車場に戻りますが、残念なことに江ノ島近辺には手頃な料金の銭湯がありません。
江ノ島内にある「江ノ島アイランドスパ」の利用料金は2750円、一日中カップルで楽しむような施設ですからランナーが利用することはまずないでしょう。
それならば江の島に幾多ある海の家を利用(一律1500円)する方がまだマシかもしれません。(夏季限定)
湘南国際マラソンの折り返し地点
左の車線から右の車線へ手前へ折り返えす(別の日に撮影)
休憩所=コンビニ事情
都市部の横浜から江ノ島にかけては十分過ぎる数のコンビニが点在しています。もちろん一服休憩に困ることはありません。
江ノ島から小田原までの国道では、そこまでコンビニ数は多くないです。
しかし休憩を取るには丁度いい間隔で、江ノ島→茅ヶ崎→大磯→国府津と1箇所ずつあり、この区間も大きな心配はいらないでしょう。
自販機に関しては江ノ島から大磯区間の国道沿いはほとんど見当たらないので注意が必要です。
実際真夏に脱水症状になり自販機が見つけられず死にかけました。(住宅街入ると見つかります)
歩道事情
横浜駅から小田原城まで走ってみて歩道に関する心配は皆無です。
関東地方の主要な国道をメイン走行ですから、車道との境もしっかりあるので車を気にしながら走ることもありません。
唯一の欠点は江ノ島から大磯区間は下り方面(右側)にしか歩道がないので、大磯方面に向かう際は車と面と向かう格好になってしまうことです。
小田原ゴール後の銭湯は
ロング走後はすぐにでもお風呂に入ってサッパリしたいものです。小田原城でゴールした後に向かう銭湯は2択です。
○中島湯
創業80年の老舗、古き良き日本の銭湯
小田原駅から徒歩13分 400円
住所:小田原市中町2-5-5
○万葉の湯
大手のスーパー銭湯、長居しなきゃ損
小田原駅から徒歩1分 2300円
住所:小田原市栄町1-5-14
旅ラン
今回はウルトラマラソン対策で長時間の運動に体を慣らすのが目的でした。ペースは未設定、歩きたい時は歩いてその土地の景色や要所を見る旅ラン要素も多分に含んでいました。
目に留まり気になったら立ち止まって眺め、そして撮る。そんな趣くがままの行動がとても心地よく、普段の生活から解放された気分になりました。
今回の旅ランはそんなことを改めて思い出させてくれました。
小田原城と夕日
↓今回走った経路で↓
アプリ「キョリ測」より