人生で1度は参加してみたかったこのレース、エントリーしてから実に5ヶ月にも及ぶ準備期間を要しました。
大会当日は真夜中の国道に会場に向けて永遠に続く車列、それはまるで暗闇に浮かぶ万里の長城です。これが年中行事となるのがサロマなのです。
いつだってスタート前緊張するフルマラソンとは違い、どことなくスタート前整列にほんわか雰囲気が漂い、ワクワク感に包まれながらスタートを迎えました。
スタート後はサロマンブルーを身に付けた多さに驚くとともに、この北の果ての大会がいかに愛されているかを眼前の光景で知ることとなります。
※この記事は非常に長いです
※2018年大会時点での情報です
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サロマ湖100Kウルトラマラソン大会運営について
さすがは30回以上の歴史ある大会です。どの大会でもそうですが歴史長き大会に運営悪しきものはありまあせん。
愛される大会は前年のランナーの声を参考とし、必ず翌年ブラッシュアップしてきます。きっとサロマはまた来年以降さらに良くなっていくはずです。
前日受付
ランナーにメリット無き悪しき慣習の前日受付ですが、もはや私が多くを語る必要はないくらいほとんどのランナーはそう思っています。
しかしサロマは事前受付を希望すれば、ゼッケンなど必要なものを全て郵送してくれます。希望者には事前配布、会場を訪れたいランナーには前日受付。これがマラソン大会のあるべき姿です。
遠方から参加するランナーへの配慮が感じられ、能動的な選択肢がきちんと用意されていることに好感を持ちました。
シャトルバス
空港そばのレンタカー店で借りた車両をゴール地点に駐車したので、大会当日の朝はゴール地点からスタート場所へ向かう移動は有料シャトルバスを利用しました。
他大会では無料レベルの送迎ですがサロマでは有料 (2000円) です。てっきり無料だと思っていたのですが、もう一度調べたら有料となっていました。すでに送迎バスの締め切り期日を過ぎていたので正直焦りました。
しかし私と同じ境遇の方達が多かったからなのでしょう、問い合わせ殺到との理由で急遽締め切り日が延長です。この手続きに関しては、ホームページ上で回遊させられ、非常に分かりづらかったことを報告します。
トイレ事情
コース全般のトイレ数は多大会と比較しても遜色なく、十分な数ではないかと思われます。つまり適正だということです。
コース上に公園や国道沿いのトイレが多数あります。大会側が用意したトイレ以外の数も考慮すれば、100キロもの長い道程ですからそれは相当な数になります。
しかしスタート付近のトイレ数は不足気味でした。スタートギリギリのトイレだと落ち着かず、早め行動を心がける私でさえ30分近く並び、スタートラインに着いたのがスタート10分前を切っていました。
スタート後に心無いランナーの立ちションが目立ったのはこんな理由からかもしれません。
スタート会場のトイレ
スタートブロックについて
ランネットのレースレポに多数書き込まれているように、陸連登録者やサロマンブルーを前方スタートとして優遇するのではなく、フルと同じく申告タイム順にすべきだとの意見に賛同です。
ウルトラマラソンのタイムを自己申告なんて予測できないと思う方がほとんどでしょう。簡易的ですがウルトラのタイムは
ウルトラマラソンのタイム=
フルマラソンのタイム×3倍
このタイムの前後30分くらいがウルトラマラソン予測タイムになると感覚的には思います。コースや天候が厳しければ、予測タイムより1時間位は遅くなる可能性があると思った方が無難です。
これを踏まえてのタイム申告をしてスタートブロック分けをした方が、ウルトラマラソンですからスタート直後だけの危険回避、さすれば速いランナーが無理に追い越しする必要がなくなります。
コース戦略
中盤に3つほど大きな上り下り、それとワッカに小刻みな坂があります。でもそれ以外は概ね平坦コースとみていいでしょう。
平坦で直線が多く飽きが来てしまうネックがありますが、前回の四万十ウルトラは上流から下流へ向かうため川の流れの変化を楽しむことができたのですが、平穏な湖のサロマにそれを望むのは酷かもしれません。
今回世界記録が出たように気象条件さえ整えば、ここサロマはベストタイムが十分狙えるコースです。
序盤のサロマ湖
エイド
過去に出場したウルトラマラソンより地元産の給食が少なく、エイドのマンネリ化が目立ったことは残念でした。できれば道東にしかない給食を置いていただければ、遠方ランナーにとっては嬉しい限りです。
印象に残ったのは飲み物がズバ抜けて美味しかったことです。スポドリは冷えていて濃さが適度、水は地元のものなのか驚くほど透き通っていて美味い。ワッカでは温かいお茶が冷えた体を温めてくれました。
エイドのボランティア学生たちが初々しいことこの上なく、純朴な瞳で応援してくれるものだから、おじさん頑張らないといけないと思わせてくれました。
ゴール後
疲れ切った身体で動線に沿って進むと温かい飲み物サービスがあります。そこにあったのは普通のコーヒーですが、まさにTPOで冷え切った体には最高のおもてなしでした。
更衣室の体育館内にはシートが敷き詰められ、ゴール後にシューズを脱ぐことなく土足で上がれます。ボロボロに疲れ切った身体でしゃがみ、靴を脱ぐ行為はホント苦痛です。歴史あるこの大会はさすがにランナー目線でした。
さてさて、ここまでが前座です。そう、前フリです。サロマ湖ウルトラを振り返ってどんな記事を綴るべきか、今回は悩むことはなく記事作成が進みました。
サロマはワッカの天気が肝
車両が進入禁止である国立公園という特殊な自然環境を走る優越感、それはオホーツク海とサロマ湖を同じ視界内に捉えて走れる爽快感を伴います。
自宅出発前からワッカを走ることを大変楽しみにしていました。そんなワッカを巡る天候の急変が、自身3回目のウルトラマラソンのメインディッシュとなろうとは知らずに・・・
天気急変前
ワッカとは
ワッカ原生花園は北見市常呂町にあり、サロマ湖とオホーツク海の境目の砂州(さす)上に草木が生い茂った全長25キロ・面積700haの広大な花畑です。
エゾスカシユリ、ハマナス、ゼンテイカなどの花々が5月〜10月にかけて咲き乱れます。
サロマ牙を剝く|天候の激変|全ての季節を味わえた
サロマ湖ウルトラ2018の天候の変化は、紆余曲折あった末にズバリ以下のように表現できます。
・スタート時
曇り 半袖だと肌寒い春
・1回目折り返し
曇り時々太陽が顔を出す 発汗多め初夏
・30キロ付近
晴れ 太陽が出る時間が多くなる 雨がさっと降って蒸し暑い夏
・大エイド
晴れ まさに夏の強い日差し 塩分補給が欠かせない かぶり水最高真夏
・魔女の森
曇り時々太陽 北風が吹き出し気持ち良く冷やしてくれる 気温が下がり始める 秋
・ワッカ
雨でズブ濡れ 突然の冬の暴風雨 体温が急激に下がり極寒冬
・ゴール
小雨 風は収まるが冷えたままゴール冬
これまで参加してきたマラソン大会では、ここまで天候が目まぐるしく変わった経験はなく初めてした。
今年に限ってはランナーはもちろん、沿道の方々やボランティアなど大会に関わった全ての方にとって過酷な天候となりました。走っている私たちよりも、そこでじっと立っている関係者はさぞ凍えて大変だったことでしょう。
だからこそ完走を支えてくれた方々全てに対して、今後は同じような場面で心からの感謝を忘れないようにしたいと誓いました。
やはりマラソンは天候で左右される
天候が短時間でぐるぐると変わるのと同じく、体調の変化も同様に大きいものでした。
暑くなり発汗が多めになった頃から、今回のウルトラマラソンは厳しい大会になりそうだと覚悟を決めました。かぶり水と氷で体を冷やして何とか保って来たイーブンペースは、半分の50キロ付近からいよいよペース維持が限界を迎えます。
半分の50キロまでサブ10ペースで来たものの大エイドまで、ドロップバックに詰め込んだ食料で幾分は回復したものの、気温はさらに上がり日差しが長い時間体を刺すように当たるようになりました。
キロペースがそれまでより30秒以上遅くなり始めました。当然走りを諦めた訳ではなく、暑さで心拍数が上がった結果です。これは天気予報から想定内ではあったのですが、自分が置かれた状況を把握しつつ最善を尽くそうと脚を動かし続けました。
しかしその後に状況が想定を上回る気象に一変したのです。
マラソンパフォーマンスが上がる絶好の気温へ
魔女の森付近から吹き始めた北風が次第に冷たさを増し、真夏の日差しで火照り続けた体をクールダウンしてくれ始めました。
そしてワッカに入った頃から急に体が動き始めたのです。風が強く体感温度は10度くらいだったのでそこはもう冬の気候です。ちょうどマラソンシーズンのピークを迎えた1〜2月頃の気温です。
もともとマラソンで最もパフォーマンスを発揮できる気温 (10℃以下) は、自分で調べ結論付けたので知っているつもりです。ウルトラマラソンの後半にその気温まで下がると、80キロ以上走ってきたにも関わらず身体のコンディションと走行ペースが急に上がったのです。
ついさっきまで暑さから喉の渇きで給水を待ち遠しくて走っていたのに、一転して寒さで汗も出ず給水をスルーする始末です。真冬の厳冬期に行う20キロのランニングに似た感覚、飲まず食わずの無給水で走り切る感覚に近い状況となりました。
気温がマラソンに与える影響を改めて実体験を通して噛みしめ、脳裏に焼き付ける結果となりました。
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マラソン(走ること)と気温|パフォーマンスへの影響大
『あぢぃーー』 フルマラソンでベストタイムを狙う勝負レースを決め、そこから長期に渡ってトレーニングを積んできた日々、それなのに迎えたマラソン大会当日の予報が気温20℃オーバ ...
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死と紙一重、極寒のワッカ
気温が低いだけならまだラッキーだったのですが、北海道の自然の厳しさは想像を遥かに超えるものでした。
走りやすい気温に気を良くして「ガンガンいくぜ」モードに突入した私を襲ったのが、オホーツク海からの強く冷たい向かい風と横殴りの冷たい雨でした。
気温がさらに急降下して同時に体温低下、靴がずぶ濡れになる土砂降りに遭遇してしまい、防寒準備をしていたにもかかわらず体が寒さに悲鳴を上げました。
梅雨時の7月頃にもなれば自宅近辺では気温や湿度が相当高くなっていますから、身体自体は暑熱順化が進んだ夏モードに切り替わっていました。
ですからこのような真冬の寒さに体が対応できず、レース最終盤には肉体も精神もどんどん追い込まれていきました。かじかむ手足にムチ打って歩み続けなければ、低体温症でリタイヤしてしまう恐怖感が脳内を満たします。
これが本物の自然の厳しさなのだろう、だとすると余りにも過酷だと思った瞬間でした。
ワッカコース上には低体温症が原因で動けなくなったランナー達がたくさん介助されています。そのランナー達は例外なく軽装仕様、冬環境下に対応できる防寒具を身に付けてはいませんでした。
一見地味だが、栄光のゴール
サロマ湖ウルトラ|もしもの暑さ対策、寒さ対策、雨対策
もし防寒対策せずに震える体で立ち止まったら、もう二度と動くことができなくなる覚悟と大袈裟ながら死の恐怖さえ感じてしまいました。
どうやらサロマ湖100キロウルトラマラソンは、レース中の気候変動に対策して防寒装備をキチンと揃えないと、死をも意識せざる得ないどエライ目に遭う大会です。
前半の発汗多い暑さから雨具類を54.5キロの大エイドに預け、せっかく準備しておいた防寒具を持ち出すことなく再スタートを切ってしまったランナーは後悔の念が襲います。
荘厳な自然相手では装備を怠ると痛い目に遭います。寒暖の差が激しいサロマ湖ウルトラは装備の見極めが明暗を分けるのです。
暑さ対策
フルマラソンでパフォーマンスを発揮できる気温は10℃前後、では暑さ対策が必要な気温は何℃以上からなのでしょうか?
はっきりとした定義はネット上でもありませんが、私の感覚だと16℃を超える気温状況下で大会が行われると暑さ対策が必要だと感じています。
暑さの中でのランニングは発汗量が多くなり適度な水分補給が必要となります。ただ水分だけを補給しては低ナトリウム血症となり血液中のナトリウム濃度が下がってしまい、筋肉への信号伝達が困難となり体が動かなくなってしまうので。
そのため塩分補給は欠かせなく、水よりもスポーツドリンクを飲めとあらゆる媒体が口を酸っぱく言うのはそのためです。
◎暑さ対策に必要な装備と対策
- 帽子、サンバイザー
直射日光から顔を守る基本道具 - サングラス
目を紫外線から守ることで疲労軽減になる - 日焼け止め
日焼けも疲労につながるのしっかり塗るべき - 塩熱サプリ
事前のロングランで効果を実感したのがコレ、1時間に1回2つ同時に口に含んだことで発汗が多くてもペースを維持できました - タイツ類は極力身に付けない
暑い時は脚のサポートよりも冷却を優先すべき - 梅干し
日本の伝統食、ウルトラでの疲労をクエン酸で少しでも解消 - かぶり水(氷)
頭に被ったり、氷を持ち首筋に当てて体温を急冷するのに重宝
梅味も発売
女満別空港にて
寒さ対策と雨対策
サロマ湖ウルトラは雨が降れば例外なく寒くなります。ですから雨対策と寒さ対策は同義となります。
真冬でも薄着で丁度いい大柄ランナーである私は、6月になり既に夏モードに切り替わった身体ですから、レース終盤のサロマの風雨は身に沁みて堪えました。
そして寒さ嫌いな私が今回施した寒さ対策は以下の通りです。
◎寒さと雨対策に必要な装備と対策
- 両腕両脚のゲイター
寒さ対策と言える代物ではないがないよりはまし、10℃前後で重宝し暑い時は腕ゲイターを下げて温度調整 - ラン用カッパ(ポンチョ)
アシックス(200円)製、どこのスポーツショップでも売っていて、風除けになるのであるとないとでは体感温度が雲泥の差である - 冬ラン用の手袋
サロマではあって損はしない、手がかじかんではジェルも補給できない、念のためにポッケに忍ばせておこう - メリノウールのソックス
さすがに土砂降りでは効果薄だったが、雨が弱まると効果絶大、濡れた感が全くしない素晴らしさ - 登山用のカッパ(薄手)
風を通さず保温もグッド、これがあれば極寒とは言わせない - Tシャツの中にもう1枚
登山用、ラン用の薄手で伸縮し速乾性、保温効果ありのもの - ゴール後の防寒具
過去2回のウルトラともゴール後の寒気に伴う震えに悩まされたのでしっかりと保温できる衣類を準備、疲弊した体では体温調節もままならないのでしょう、レース後の更衣室で震えているランナーが多数見受けられた
スタート時に身に付けていた腕のゲイターは、暑さから10キロ地点前には早々とポケットの奥底へしまい込みました。まさかそれを7時間半後の85キロ手前にて寒さで再装着する羽目になるとはその時にはつゆ知らずでした。
大エイドで後半の気温低下に備えて、ラン用ポンチョと冬ラン用グローブを、ウェストポーチとポッケに入れ再び後半戦のスタートを切りました。
結果この3アイテムのおかげで冬仕様の過酷なワッカを乗り切ることができたのです。
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雨の東京マラソンで使えたアイテム
2019年開催の東京マラソンは、気温6℃にも満たないとても寒い日、しかも終日雨という特異な気象条件で行われました。 ランナーそれぞれが自前の防寒&雨対策を打っていた中、私がマラソン後半の冷えだ ...
続きを見る
北海道らしい風景に溶け込んで
天気予報を読み取る
自身高い気温の中で走ることが人一倍苦手な身、よって今回も1週間前から天気予報チェックは欠かせませんでした。
予報は1週間でコロコロ変わって雨予報が曇りになり、雨はないかと期待させておいて再びの雨予報となってのサロマ入りでした。
今回は100キロの長丁場とあって天候の変化が大きいだろうと、湧別町・佐呂間町・北見市の広範囲3箇所のポイント天気予報(特に気温、風の強さ、雨の有無)を気象庁HPとYahoo天気とでスタートまでナーバスに分析していました。
その予報で以下の3点が当日の天気で特徴的だったので、心に留めてスタートを待ちました。
- 10時くらいまでは蒸し暑い
- 後半は北風が強い
- ゴール時間に向けて気温が下がる
スタート地点でランシャツに「湧別町」とプリントされた地元の方が大きな声で、「後半絶対に寒くなるから気を付けて」と仲間同士で話をされていたのを聞き逃しませんでした。この時からすでにあの後半の寒さを確信していました。
予測していたので暑い時間帯であっても、10時が気温のピークだからもう少しで暑さから解放されるからもう少しの辛抱、と自分に言い聞かせることができました。
しかし実際には読みが若干ハズレて魔女の森付近 (68キロ) 、正午くらいまではかなりの暑さの中でウルトラマラソンを走ることとなりました。
この場所だけはマジで危険だった
今回のコース上で、「特にここは危ないよ」と思った所は、ワッカの折り返し直前のアップダウンある橋です。(第2湖口橋という)
この橋のつくりが特徴的で、走路の両サイドが風を通さない高い壁となっているため、暴風雨となるとここでは強烈なビル風が走路を前後に駆け抜けます。
橋は傾斜がキツイということはないのですが、強風だとスーパービル風の様相で身体がよろけ危険極まりない、と来年以降参加するランナーは認識しておいて下さい。
90キロも走ってきたボロボロの身体では簡単に吹き飛ばされそうになります。この場所でひとりのランナーも転げ落ちなかったことは奇跡だと思います。
ワッカの折り返し、指がかじかみ濡れたレンズを拭けませんでした。奥に見えるのがその危険な橋です。
サロマ湖ウルトラの評判(口コミ)まとめ
旅の様相を呈するウルトラマラソンは大分自分好みです。参加したランナーにとっても、非日常で起きた様々な体験が蘇るのでしょう、ランネットの大会レポには参加ランナー達のたくさんの想い、生の声が寄せらていました。
体験由来の有益な情報が多いので以下にその声をまとめてみました。
ランネット大会レポ2018.7. 3現在
良い口コミ
- 飲み物に温かいものと冷たいものがあり助かった
- 応援ナビは家族に好評
- 暑さの中でかぶり水に幾度となく助けられた
- 土砂降りの中でボランティアはじめ関係者の皆さん本当にありがとう
- 100キ世界記録樹立の日に同じ道を歩めたことを誇りに思う
- 10Kキロ付近の中学生「ワッショイ!ワッショイ!声出していこう!」の応援は最高
- 優しいコース
- 北海道、サロマ湖の雄大さを感じられる魅力
- 参加者、運営、ボランティアともに熱が入っている
- ワッカ原生花園は幻想的な光景
- 低体温の方々の対応を必死でやっていた
- ゴール付近での「おかえりなさい」には込み上げてくる
- 70キロ付近エイドのそうめんは絶品に感じてしまう
- 地元に根付き多くの人々によってこの大会は運営されている
- 自然体験を満喫できる
- スタートから各所でアミノバイタルを惜しげも無く配布
悪い、マイナス気味な口コミ
- 「給水まで500m」で辿り着くとかぶり水のみ
- 所々で立ちションランナーがいた
- ワッカのような寒くなる所では防寒にゴミ袋を配った方が良いのでは
- ワッカでの寒さは死人が出るレベル
- 低体温症で保護されリタイヤした人多数なのに救急車も入ってこれない
- 低体温症でリタイヤした人へのレスキュー体制に疑問
- 終盤のエイドにあった地元の炭酸飲料を中盤にも欲しい
- 参加賞Tシャツ、完走後のタオルは毎年品質が落ちてきてる
- 参加賞Tシャツはもうやめれば
- 食事券予算は参加賞等へ還元した方が平等なのでは
- スタート整列への割り込みを監視して欲しい
- 熱中症と低体温症を同時に味わえる
- 10回目の参加だが今までで1番過酷
- 大エイドの女性更衣室が土足厳禁で想定外
前日受付会場
この一言に感慨
ゴールまで残り3キロ地点で話し掛けて下さったベテランランナーの言葉がとても印象的でした。
夏模様から一転した極寒大雨の過酷な環境下、そんな中を100キロ乗り越えたランナー達に対しての言葉でした。
「いゃ〜しかし皆んな強ぇなぁ」
そして自身が思ったこと、「走るという行為で生きている実感を味わいたくて、今の今までずっと走って来たんだ」と心の底から込み上げるものがありました。
100キロ先のゴールを目指すランナー達、ただただ前を見据えて走り続ける姿が超絶カッコ良いと思えました。
天気が良ければ最高の景色を提供してくれ、悪ければ自然の厳しさを教えてくれるワッカがサロマ湖ウルトラマラソンの肝だったようです。
さあ来年はどんな顔で私たちランナーを迎えてくれるのでしょうか。機会があればまた、北の大地の贅沢な時間を味わいに再び訪れたいと考えています。
いや〜また参加したい度
オホーツク流氷館にて