富士登山競走まで3週間、昨日の坂道練により股関節が若干ギクシャクしています。よって本日は雷雨ということもあり、雨上がりの夜にユルリと走ることにしました。
ひと雨降った後ですから日中の猛暑35℃とは打って変わって気温は低めです。それでも25℃弱、湿度ほぼ100%は侮れません。
速くても遅くでもないランニング日、Eペースのど真ん中あたりのキロ5:20台でピッチ上げを意識して10kmをサクッと終わらせる計画としました。
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夏ランニングの走り出しには注意が必要
家を出ていつものランニングコース (多摩湖自転車道) へ、今日は頑張らない日ですから気分転換にいつもと反対のコース (5km折返し) へ向かいました。
スタートすぐ100mもしない内に後ろからパタパタと足音が聞こえてきます。
どんどん近づいて来るので私のペースより速いのでしょう。まだ心拍が整ってない走り始めですからここは先に行ってもらい、じきに整うので背中を追える距離感で付いていこうと決めました。
ワラーチサブ3ランナー
そのスラッとした体型と速いピッチ走行、そして足元がサンダルのワラーチですからおそらくはサブ3以上の走力とみました。
キロ5ちょっとのペースを追いかける形となったのですが、1km過ぎた所で早くも汗が吹き出ていること、なぜか心拍が全く整わないこと、そして何よりワラーチサブ3ランナーにどんどん離されてくことに焦りを感じます。
別に他ランナーに影響される意味は全くないと普段自負しているのですが、べらぼうに速いペースではないので迷惑にならない距離を保ちながら着いて行くと決めた以上納得がいきませんでした。
異変
離された距離を詰めるため今日は頑張らない日なのに1kmほどペースアップすると身体に異変が襲ってきました。
梅雨明けしたと思しき日中に走っている時以上にいや〜な汗が噴出し、酸欠症状で呼吸困難となり息苦しくなり、本日課題のピッチフォームを維持できなくなり、さらには視界がチカチカしてきたところでドクターストップならぬマイストップとなりました。
これは駄目なヤツ (急性熱中症?) と思って一気にペースダウンを余儀なくされ、走れないならと歩いて帰る決断に迫られました。
急激に回復するも
とりあえず家から4km付近の公園の水場まで行って冷却してから考えようと、トボトボとスロージョグで向かい到着しバシャバシャと水を全身に浴びます。
給水後は蚊に刺されないように付近をグルグル歩いていると一気回復の実感、やっぱり予定通り5km折返しまで行って帰ろうとの決断に至り脚を動かし始めました。
過去にも真夏ランニングに何度か経験していたからこそ、深部体温の急冷に着目した結果の復活だったと思っています。
みんなキツいよ
気持ちを切り替えて再び走り出すと、目の前から先ほどのワラーチサブ3ランナーが折返して正面から走って来るではありませんか。
さっきは抜かれるだけだったので表情まで見れなかったのですが、すれ違いですからチラッと顔を覗いてみました。そしたら汗だくで苦しい表情だったのです。
走っている気象条件は皆同じ、気温25℃湿度100%近辺は速いランナーでも楽ではないのです。
走り終えた直後の気温と湿度 (Yahoo天気より)
今回の教訓
この日ランニング環境としては身体に負担が掛かるシチュエーション、でも実は普段は気を付けている準備を怠っていた自分がいました。
先ずは前日強度が高い練習を遂行できたからか、本日は気が抜けていていつものランニング前の動的ストレッチを怠ったことはマイナス点。
そして雨が降った後ということで水分補給の認識が甘く、今は必ず手に持つフラスク (500ml) を持参せず給水を公園の水道だけに頼ったことがマイナス点。
あとはマイペースを決め込むジョグなのに、ワラーチサブ3ランナーを無理に追い掛けてしまった自制心なきメンタルがマイナス点。
以上が毎年1年に数回はある事例、本日の多いなる反省点です。
5kmで折返した後が向かい風となり適度に風が身体前面から当たり、汗を蒸発させてくれ走りやすくなったものの予定ペースまで復活することは最後までありませんでした。
さほど上がらないペースでは距離稼ぎランに等しく、昨日は追い込めて及第点の練習が出来たのに今日に関しては一転して駄目ランだったという話でした。

植物がますます伸びる夏到来 (名前は知らない)