11/3文化の日は晴れの特異日だとぐんまマラソン2017の際に述べました。
ここ数年そんな天候が続いていたのですが、今年に関しては天候が二転三転しました。朝の雨から暑さ感じる日差しとなり、正午からは冷たい雨と空っ風の赤城おろしがとにかく強烈でした。
フルマラソンを走ったランナーはさぞかし大変だったことでしょう。
今回は10kmの部に参加。目標はそれなりに速いペースでの練習に焦点を当てました。
しかし事前に送られてきたビブスは「E」が刻印、その結果は散々だったこと、また色んな意味で貴重な体験となりました。
よっていつもは大会に関する情報主体ですが、今回は私のレースレポとして綴ってみました。

18歳以下参加者にハーケンダッツ配布
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ぐんまマラソン10kmにエントリー

ぐんまマラソン2025
(11時台は暑かった)
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ぐんまマラソン2017|フルマラソンでぐんまちゃんに会おう
スポンサーリンク 今シーズン初マラソンはぐんまから 11月3日文化の日、群馬県まで今シーズン初のマラソン大会に参戦してきました。 ぐんまマラソンに参加して感じてきた事を記し、来年以降参加 ...
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※2025年バージョンへ加筆修正
早朝前橋へ

大宮駅から新幹線移動 (7:01発)
まず自宅から2時間かけて新前橋駅まで電車移動です。前橋駅のひとつ前のシャトルバス乗り場の方が空いているだろうとの推測です。
えきねっとを活用 (1ヶ月前予約)して大宮ー高崎間は新幹線を−30%で購入しました。
早朝移動なので余裕を持ちたく時短することにしました。
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マラソン遠征をもっとリーズナブルに、新幹線乗車が「えきねっと」で最大30%OFF
先日参加したふくい桜マラソン、遠征のため宿と交通機関の手配をする必要がありました。 基本的に旅行代理店を通さず自ら手配し購入するのですが、北陸新幹線の東京-福井間は正規料金で15610円です。往復する ...
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はやぶさ・こまちの連結部分を上りも下りも激写
朝のシャトルバスは非常にスムーズ

すぐに次のシャトルバス、待ち時間ほぼなし
新前橋駅で100名程のランナーが降車しました。
シャトルバス乗り場に向かうと、丁度満車になりバスは出発してしまったのですが、待機していた次のシャトルバスがすぐにきて安心でした。 (人身事故で遅れ気味だったので)
会場の側まで15分程で到着、ここから10分歩くとメイン会場となります。
ちなみに帰りの高崎駅行きシャトルバスは、朝のスムーズさとは真逆で運行が追いつかず長蛇の列でした。
雨が時たま降る中、寒風もあり私は後日風邪を引いてしまいました。
フルマラソンのスタートを見送る

スタート前ブロック整列
東京マラソンの応援に駆けつけたことはあっても、他のフル大会のスタート近くで見送るのは初めてでした。
いつもはあっち側にいることが殆どですから、こうしてこれから42km走るランナーを側で見れたことはとても新鮮でした。
一見落ち着いているように見えてフルマラソンの走り出し直前ですから、皆さん中々にお堅い表情しています。

いってらっしゃーい
走る準備

参加賞Tシャツはぐんまちゃん
その後はスタートまで1時間を切った自分の準備に取り掛かります。
着ていたものを脱いで走る格好へ、自宅で付けて来なかったゼッケンを安全ピンで止め、シューズをレース用に履き替えてから手荷物預けへ向かいました。
今回は10kmなのでトイレは利用せず、軽くウォームアップしてから例のEブロックへ向かいました。

ゼッケン番号下1桁毎に管理するタイプ
最後方Eブロックスタート
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なぜ1番後ろ?
ご当地ゆるキャラのぐんまちゃんと伝統工芸品の高崎だるま、これを駅で撮影したのは弊ブログを開設した2017年秋のことです。 この年フルの初戦として選択したのがぐんまマラソン。文化の日の祝日開催ということ ...
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最前列に行っても思ったペースでは走れない確率が高いので整列は遅めにしました。アップ用トラックで数本ダッシュしてから並び、どちらかというと最後方ブロックの後ろの方でした。
Eブロックに並んで周りを見渡すと、いつもの風景とは明らかに違います。
タイツや長袖装着率の高さ、スウェットにゼッケンとか、失礼ながら太めの方が多いこと。(馬鹿にしているつもりは微塵もありません)
私にとってこの日の気温はまだまだ高く、短めのランパンとノースリーブの私は明らかに浮いていました。
周りから聞こえてくる会話は、「無事帰還したい」、「完走が目標」、「キロ6分で頑張る」、「昨年は74分」・・・

噂のEゼッケン
のっそりとスタート
そして10:05に号砲が鳴り、10km第2ウェーブがスタートしました。
スタートラインまでは3分弱、歩いてスタートラインへ向かいます。
多くの方がスマホ撮影したり、仲間と横になって話したり、と走り出す気配が感じられません。
しばらくして走り出せたのはいいんですが、いつもの緩ジョグより遅いペースなのは明らかです。
周りには前後左右びっしりとランナーがいるので、とても想定のキロ4:20ペースで走れる隙間がありません。
ジグザグ走行さえさせてもらえません。この時点でAプランは破棄確定となりました。
1km過ぎてものっそり
それでも最初の大通りへ出たら抜けるはず、そこから5kmまでアップ込みのビルド、残り5km閾値走のプランBへ変更です。
ジョグをしに前橋まで来た訳ではありません。
国道17号は4車線利用ではなく、2車線だけなのは想定外でした。
スタート後と変わらず走路が狭いため、無理くし抜きに行ってどん詰まり急ブレーキ、またも抜いてどん詰まりの繰り返しでつま先が痛くなります。
スタート後のジグザグ走行にストップ & ゴーは、マラソン大会においてペースが乱れる御法度3ヵ条のひとつです。
そしてガーミンが示した最初の1kmがキロ6:11、ウルトラマラソンペース。。。
90レース近く走ってきてまさかのオープニングラップ最遅です。
3km過ぎてものっそり
こうなったらプランBの後半に備えるため、残り5kmまでにそこそこなペースゾーンに食い込むしかありません。
ペースはちょっと上がったものの渋滞がとにかく酷すぎです。
3km過ぎても緩ジョグペースのまま、ストレスが掛かっているからか、どん詰まりでストライドが縮まりピッチが上がったからなのか、遅いのに呼吸が苦しくなります。
5km過ぎてものっそり
分かっていましたプランBも壊滅的なことは。さあ行こうかと思った5kmで5:40ペース。。。
10km走の大会なのに未だ4分台で抜けるスペースはなく、ここまだきてこりゃダメだと諦めました。
有意義な練習とするために前橋まで来たのに、まさかゆっくりEペース走で終えるとは思いませんでした。
昼呑みして帰ろう
まともに走れたのは6kmから
川沿いの道に出て走路右側が空いてきて、ようやく自分のペースで走れたのはすでに6kmを過ぎた頃でした。
そこからは一度は諦めたプランを練り直し発動させます。プランCはフルのレースペース走 (4:30台) でゴールすることとします。
隙間が多くなって気分良く走れるのですが、その区間はわずかに3kmちょっとで練習効果は限りなく0に近いものです。あまりにも遅過ぎました。
不本意なわずか3kmのペース走となったのですが沿道の応援が多くて賑やか、競技場 (ゴール) が見えてくるとやっぱりテンションが上がるのはマラソンランナーだからです。

10km大会のどスローペース (個人比)
走力に見合ったブロックが理想
どうやら最後方Eブロックは、初めて10kmを走る方や完走目的の方のブロックであって、42分台くらいで走る私にとってはいてはいけない聖域でした。
追い抜いていった周りのペースが一定だったので、ある意味でぐんまマラソンのスタートブロック分けはちゃんと機能しているということです。
それを踏まえて今回の教訓を・・・エントリーの際は正確に、確実に予測タイム入れましょう、ということです。
※今思えばフルマラソンの予測タイムを入れたかも
サブエガ〜サブ3レベルのランナー

オーラが違う
ゴール後当たり前にすぐに息が入り落ち着いたので、着替えてからゴール間近の競技場入り口へ向かいました。
丁度サブエガ〜サブ3のランナーがラストを迎える場面です。
そこで見て感じた正直な感想は、思いの外スピード感に欠ける走りということです。
でもでも最後の最後は皆死ぬ物狂いの表情です。
悪天候の中42km走ってきたゴール間近は、フォームも崩れ身体は限界を迎えています。それでも前へ前へ進むしかないのです。
あとこのレベルのランナーの共通点をひとつ見つけました。
それは例外なく皆んな細くてスリムだということです。筋肉質なランナーは見た限りいませんでした。
細いから速いのか、速いから細くなったのか。。。

Sブロックの走り
いや〜また参加したい度

出店数は全国屈指の多さ
ぐんまマラソンは全カテゴリーの人数が15000人以上と多く、会場はとても賑やかな大会です。
友人知人との参加や、家族連れが多くてとても和やかな雰囲気です。誰かと一緒にの参加が楽しむ秘訣です。
ただし帰りのシャトルバス案内や運行に難があること、楽しみにしていた芋煮の「おっきりこみ」がここ数年のの高温で5、6年前にやめてしまったことは残念でした。
2017年に暑さに泣かされて撃沈したこと、2025年は相応しくないブロックスタートでストレスMAXだったことと木枯らし1号で風邪を引いてしまう始末ですから、ここは個人的に相性が悪くもう走ることはないと思います。
ただ、良いか悪いかと言われればおすすめできる大会なのは間違いないありません。関東在住ならシーズン1発目のフルの選択肢に入る大会です。
いや〜また参加したい度

フル4時間半のペースランナー付近、あと少し頑張れ
