先日2月16日このコロナ禍にあって、ランナーにとって嬉しい報道が遂にありました。
3月14日に開催予定の名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドームナゴヤ発着)の大会事務局は16日、大会要項を発表し、定員1万1000人で開催することを発表した。昨年は新型コロナウイルスの影響でエリートの部のみの開催となったが、今大会は一般ランナーも参加する形で開催を目指す。
産経NEWSより
今シーズンの灯火が名古屋で再点灯しました。フルマラソンが通常開催されます。
というのが開催を望んでいたにも関わらず、そして今年の開催を諦めていた私の率直な一言です。
参加予定の女性ランナー、おめでとうございます。
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名の知れたフルマラソンで一般参加はコロナ禍後では初
こりゃ本当に開催だ
このタイミングでの報道です、9割かた通常開催されると見て良いと私は判断します。
コロナウイルスの感染が減少傾向にあり、緊急事態宣言が3月7日に解除される見通しであることが主要因であることは想像に難くありません。
地元の了解OK
湘南国際や長野マラソン、かすみがうらがそうだった様に地元自治体の理解を得られなければ、今はマラソン大会が開催出来ません。
名古屋ウィメンズマラソンのコースは、単位的には1つの市で開催されます。そして名古屋市は著名な観光都市です。
コロナ禍であってもランナーが費やす金銭はバカになりません。地元経済界からのプッシュがあったと予想します。
それが奏功したと見るのが妥当ではないでしょうか。
中止(オンライン)フラグは立っていた・・・
名古屋ウィメンズは2月上旬、希望者にはオンラインマラソンへの変更を受け付ける発表をしました。
その内容は、3月14日の開催が困難な方向へ向かってると思わせるのに十分な内容でした。
今後、感染状況によって規模縮小および参加人数を変更する場合(抽選等による)は改めてお知らせいたします。大会としては、概要発表時に掲げた「感染拡大を最大限防ぎながら、その時点で最適な開催」を基本として準備を進めます。できる限りの感染症対策を講じ、ランナー・ボランティアの皆さまを安心・安全にお迎えできるよう、取り組んでまいります。
公式HPより
私自身もそして多くのランナーが、一般参加は今年もオンラインの可能性が高くなったと思ったはずです。
ウィメンズはいろいろ変更はナシで通常開催
みんなが諦めかけてから2週間、まさかの朗報が訪れます。
報道によると、エリートの部だけの開催ではなく、抽選による参加人数縮小でもなく、周回コースへの変更もない大会を開催するとの発表です。
大阪国際女子マラソン、びわ湖毎日マラソン然り、フルマラソンはエリートランナーのみで大会が開催されています。しかし名古屋は一般を受け入れます。
しかも、規模はそのまま、周回コースなんてつまらないものだって導入はしません。
努力が報われる
いずれにしても高いエントリー代(26000円※)を払ったにも関わらず、今年も諦めかけていた女性ランナーにとって吉報なのは間違いありません。
あの混沌とした時期に参加を決意した女性ランナーですから、開催可否の最終発表がある今の今まで、きっと地道に練習してきたと思います。
今シーズン最初にして最後のフルマラソンの方がほとんどなはずです。だからこそ、精一杯の楽しい時間を過ごしてもらいたいものですが、ここは高速コースで記録が狙える大会です。
久々でぶっつけ本番結構、己を超えて下さい。
※自分が女性で開催が危ぶまれるリスクを背負って、26000円もの参加費を払えたかどうか微妙
羨ましいったらありゃしない
ウィメンズを観戦する側としても楽しみがあります。松田瑞樹に小原玲、鈴木亜由子選手と豪華ラインナップとなりました。
代表をすんでの所で逃した松田選手と、MGC3位で届かなかった小原選手、代表を獲得した鈴木選手※と、女の意地の張り合いに釘付け確定です。
そして参加する女性ランナーは、これからあとひと月の間、マラソンシーズンを満喫できる特別な存在です。
今シーズン大きな大会を走れなかった自分のようなランナーにとって、ここに来ての通常開催決定は羨ましい限りです。
※鈴木亜由子選手は欠場 (2021.3.5)