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客観的に走りに関して人生を振り返ると、私自身はきっと短距離向きだと分析しています。
下半身が筋肉質で太く、オリンピックで見た短距離走の選手みたいな造りをしています。運動会ではいつも1位でした。
ならばスタミナを付ければマラソンは速くなりそうです。しかしそんな簡単ではないことくらい経験で知っています。
苦手分野を伸ばすことも大事ですが、自分の長所をさらに洗練した方がいいのでは?と思います。
速筋を鍛えればもっとスピード持続が可能なのでは?と思う今日この頃です。
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遅筋と速筋
スポーツにおいてパフォーマンスに影響する要素は沢山あります。
例えばマラソンなら練習方法だったり、ランニングフォームだったり、食事関連だったりします。
それに加え、筋肉についてもパフォーマンスに多大なる影響を与えます。
筋肉はタイプが2種
筋肉は筋線維が束状になったもの、それは自分でつまんでみると分かります。
二の腕も大腿部もふくらはぎもゴリゴリと束感を指先で感じることができます。
そして筋肉には2タイプ存在します。
筋肉
▼遅筋線維(タイプI)
▼速筋線維(タイプII)
この2つが一定比率で混在しています。
遅筋:速筋の比率は先天的なもの
筋線維における遅筋と速筋の構成比率は生まれながらに決まっています。
どんなにハードトレーニングで鍛錬を積んでもこの構成比は変わらないと言われています。
自分はどのタイプか?
先天的なものであるが故に生まれながらにして自分はどっちのタイプか判断できてしまいます。
まずは自分がどっちのタイプか人生を振り返ることから始めましょう。
幼い頃を思い出して下さい。運動会や体育の授業、スポーツテストに部活動などでどんな走りをしていましたか?
短距離走 or 持久走?
得意だったのが持久走の場合は、遅筋線維が多くて持久力系に強く、短距離走が得意だった方は速筋線維が多くスピード系に強いと言えます。
▼遅筋→持久力
▼速筋→スピード
個人差があって一概に筋繊維だけでタイプを述べることは、いささか暴論な気がしないでもないです。
でもランニングの一つの着眼点だと思えば知っておいて損はありません。
スピードトレーニングはなぜ必要か
結論はもうこれしかありません。
スピードの源泉は筋肉です。そして速筋が関わっていることをなんとなくずっと前から知っています。
その速筋を鍛えるための方法はダッシュであることも知っています。いわゆるインターバル走です。
速筋の強化とはダッシュ
ご存知の通りインターバル走は、距離を50m〜1000mのレインジで調整し本数を重ねます。
1000m×5本は負荷が高い分効果が大きいのでやらねばと思うのですが、でもどうしても故障経験を経てからインターバル走は控えてしまいます。
というか身体が拒絶反応を示します。なので最近は自分に甘える形で短めの坂道ダッシュや100mを数本気張って走る程度に抑えています。
またはゆっくりジョギングで遅筋を使った後、ダウンとして50m程をダッシュして速筋に刺激を入れたりしています。
速筋を鍛えてミトコンドリアを増大
遅筋と速筋の構成比率は変わらないと言いました。ならばあるものを鍛えるしかありません。
インターバル走でミトコンドリアの量を増やし、エネルギーの産出増大によるスピード増を狙います。
ゆっくりペースのランニングばかりしていると速筋の減少を招きます。速筋内のミトコンドリアが減少して速いペースで走れなくなるのです。
ミトコンドリア
▼酸素を使ってエネルギーを生む
▼増やせばエネルギーの増加になる
遅筋と速筋の両輪をうまく廻す
速筋が出した乳酸を、遅筋がエネルギーとして使う循環がうまく機能すればスピードを維持できると言います。
歯車に例えると、長距離向きは遅筋歯車が大きく速筋歯車が小さく、短距離向きはその逆となります。
歯車の大小は生まれつき決まっていると上述しました。得意分野を伸ばすならば、歯車が大きい方を鍛えて(私の場合は速筋)エネルギー循環を太めていけば効率良く走力UPすると言えるのではないでしょうか。