東京マラソンは私の人生を変えたと言っても過言ではありません。
東京を走りたくて続けていたジョギングがマラソンへ移行し、以降本格的にマラソンへはまっていきました。そして現在に至ります。
初めて東京マラソンへ挑戦しようと思ったのが2007年、募集開始後すぐに2008年の第2回大会へ申し込みました。
結果はまさかの落選、今では落選しても平気な顔して今後の予定を組み直します。でも当時は、なぜか当選する根拠のない自信があって、落選結果にずいぶん落ち込んだものです。
そこから何回も落ちに落ち、ようやく当選して初参加を達成したのが、想い始めてから8年後の2016年第10回大会でした。
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東京マラソンの当選倍率について
この横断歩道の真ん中がスタートライン
早速ですがとにかく当たらない東京マラソンの当選倍率を、さかのぼって第1回大会から見ていきましょう。
何らかの傾向があるかもしれません。
過去の当選倍率(2007~2020)
東京マラソン過去14回の当選倍率
一般抽選の倍率 | 先行抽選の倍率 | |
2007年 | 3.1倍 | |
2008年 | 5.2倍 | |
2009年 | 7.5倍 | |
2010年 | 8.5倍 | |
2011年 | 9.2倍 | |
2012年 | 9.6倍 | 5.4倍 |
2013年 | 10.3倍 | 8.2倍 |
2014年 | 10.3倍 | 9.1倍 |
2015年 | 10.7倍 | 9.4倍 |
2016年 | 11.3倍 | 9.1倍 |
2017年 | 12.2倍 | 9.6倍 |
2018年 | 12.1倍 | 9.1倍 |
2019年 | 12.1倍 | 8.8倍 |
2020年 | 11.1倍 | 8.2倍 |
ぱっと見で分かることは、回を重ねる度に右肩上がりに当選倍率が推移してきたことです。
ここ最近マラソンブームは、徐々に下火になりつつあると言われています。しかし、どうやらそれは東京マラソンには当てはまらないみたいです。
10年前の一桁台ならまだしも、ここ近5年は10倍以上が当たり前となりました。初めて申し込んだ2008年大会が5.2倍、今では当時の2倍以上当たりづらくなっています。
当然東京マラソンを走りたいという需要が増えたから倍率が上がっているのですが、10年以上連続で申し込んでいるとある感情が湧いてきます。
実際に10年間非当選を続けているランナーは確かにいます。せめて10年連続落選したランナーには、無条件参加権を与えてもいいのではないでしょうか。
※ 連続落選による優遇処置は多少改善、一番下に詳細
※2020年大会新設の都民枠は何と32.7倍の高倍率
追記:2020年大会は倍率が下がった
東京マラソン2020一般枠の当選倍率が発表になり変化が現れます。
上記の表の通り、右肩上がりで推移してきた当選倍率が1.0倍も下がりました。3万人ほど申し込みランナーが減ったことになります。
恐らくこれは参加料が10800円から16200円へ大幅値上げとなった影響だと私は分析します。
ONE TOKYOのプレミアム会員は抽選確率が上がる?
私は4400円の年会費を払ってONE TOKYOプレミアム会員になっています。これは東京マラソンの抽選機会(先行、一般、2次抽選)を増やすためだけに入会している、と言っても間違いではありません。
実際のところは、各自に合った各種イベントが開催され、それに参加できる会員メリットがあります。積極参加してみるべきなのですが、私は参加したこと未だにゼロです。
やはり皆さん東京マラソンを走りたいのでしょう、今回(2020年大会)の先行エントリー数はなんと!24487人です。ほぼ全ての会員が東京マラソンにエントリーするはずです。ですからONE TOKYOのプレミアム会員数は、2万5千人位いるということです。
会員特典として一般ランナーの3倍抽選機会がある、というのはやはり大きなメリットと言えます。
当選倍率は当選確率と言い換えることができます。確率を上げて東京マラソンへ参加したいランナーは、やっぱり会員になることをすすめます。
ONE TOKYOのプレミアム会員による先行抽選は、ここ3年倍率が下がってきています。これは年会費4400円を払っても当選しないこと、また参加費増に業を煮やした方々が退会していった証だと推測します。
まっすぐ走った先がゴール
私自身と知人の当選確率から分かったこと
ちょっと視点を変えてみます。私と知人の東京マラソン当選確率ってどのくらいなのか?身近なデータを取ってみました。
たくさんの知人が東京マラソンに参加意思を表明し、数年に渡りエントリーしてきました。その結果、実は結構当たっているのです。
下の表は、抽選機会から見る当選確率を表したものです。(2020年大会版に更新しています)
知人の当選状況
当選回数 | 抽選機会 | |
Aさん | 1 | 1 |
Bさん | 1 | 12 |
Cさん | 2 | 9 |
Dさん | 0 | 5 |
Eさん | 1 | 1 |
Fさん | 0 | 3 |
Gさん | 0 | 2 |
私 | 3 | 22 |
合計 | 8 | 55 |
A〜Gさんまでの素性は様々で、普段から結構走っているのがBさんと私で、ONE TOKYOプレミアム会員なので、エントリー回数(先行、一般、2次)である抽選機会が他の人より断然多いことになります。
Bさんと私の当選確率は4/34で8.5倍です。私が倍率10倍以下の頃から申し込んでいることを考慮すれば、ほぼ確率通りに当選していると言えます。
Bさんが4年に1回、私が13年で3回走れたのは運が良いだけではなく、やはりONE TOKYOプレミアム会員なので抽選機会が多かった結果だと言えます。
そしてここで面白いのはB、Eさんと私を除いた5名は、日常的にランニングをまったくしない方達です。そんな非ランナーの当選確率は3/20(6.7倍)です。中には当選したにも関わらず、冷やかしでの申し込みなので、参加費を振り込まなかった知人がいます。
サンプル数がまだまだ少ないのですが、本気で取り組んでいるランナーには申し訳ない程の高当選確率です。
真摯にトレーニングを積んでいるランナーが多い中、私がランニングをしない方達に勧め、あなたの当選確率を下げてしまったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
東京マラソンのエントリーにはランニング未経験者が結構いる
物事を始めるきっかけは思いかけず些細なことだったりします。マラソンを始めるきっかけだって、意外と身近で何気無いことです。
上記のD、F、Gさんは普段からランニング習慣はありませんが、私のマラソン熱に触発され、もしも当選した暁には人生で1度はフルマラソンにチャレンジしてみたいとやる気満々な方達です。
おそらく全国的にこういった初マラソン挑戦の参加者層はかなりの人数になると思います。普段から運動習慣がない、そんな人達をも惹きつけるのが東京マラソンなのです。
まとめ
歴代トロフィー
30万人以上が応募する時点で疑いようがなくこの東京マラソンは、日本一注目度が高く人気があるマラソン大会であることを物語っています。
ランニング歴が長くたって当選叶わず何度も落選を繰り返す方、普段はランニングしないけど当選したらフルマラソンに出場しようという方、準エントリー枠を本気で狙う玄人な方、毎年のように10万円チャリティー枠で出場している方など様々です。
コロナ禍の今はオンラインマラソン(公式)で東京マラソン出走権が当たるイベントがありました。こんなに間口が広い東京マラソン参加権は、どんな方法であれやっぱりプレミアムチケットなんです。
いつもの大会とは違う超特別なマラソン大会、そこに参加できる方は幸運を掴んだ人たちです。大会まで地道に練習に励み、大都会の高速コースで思う存分その練習成果を発揮して欲しいと思います。
最後に、あなたの運が確率通りの引きなら
ONE TOKYOプレミアム会員は4年〜5年に一回※
一般枠は11、12年に一回
東京マラソンに参加できます
※
ONE TOKYOプレミアム会員は、3年連続抽選漏れすると4年目に特別抽選があると発表されました。これでまたONE TOKYOプレミアム会員数が増えるかもしれません。
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東京マラソン2020|確率99.2分の1を引いた夏
とっても言いづらいのですが、2年連続で東京マラソンに当選しました。 先日、来年3月1日に開催される東京マラソン2020先行抽選の発表がありました。 運良く2019年大会に参加できた後なので、今回は確率 ...
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