マラソン大会で全国へ遠征するようになって久しいのですが、今でも現地までの移動手段には悩んでしまいます。
予算に際限がなければ1番早く現地に到着かつ快適な方法を選ぶのですが、しがないサラリーマンにはそれは許されません。
できる限り体の負担を少なく、リーズナブルな移動手段を何パターンも考慮します。
その中でも飛行機を利用すれば、出場する大会を早々に決め早割運賃適用なら、新幹線や夜行バス、マイカー移動に匹敵するくらい格安で現地へ移動できるのです。
飛行機の早割はマラソン遠征と親和性が高いと言えます。
個人手配で少しでも安くマラソン遠征をしたいと考えているランナーの参考になれば幸いです。
※早割航空券は公式ホームページから購入できます
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早割航空券ってわかりづらい
丁度この秋の季節は、シーズン佳境(1月〜3月)のマラソン大会の予定を立てる時期でもあります。そして各大会のエントリー時期とも重なります。
来年2月に参加する愛媛マラソンの行程を模索していた際、いざ早割航空券を手配しようとしたのですが如何せん分からない部分が多く戸惑ってしまいました。
そこで1度きちんと飛行機の早割運賃を調べてまとめてみようとの決意に至りました。
早割航空券
早割航空券とはその名の通り早く予約すればするほど安くなる航空券です。
しかしながらこの早割航空券、各航空会社によって割引運賃の名称が異なるうえに、同じ航空会社であっても種類が多く非常にわかりづらいのです。
「ウルトラ先得」「スーパーバリュー」「そら旅」、呼称なんて買う側からすればどうでもいいです。いっそのこと名称ぐらいは横並びにしてもらいたいものです。
早割予約期限
早割は早期設定の予約期限で割引率が違います。
具体的にいうと75日前とか21日前までとか、○日前までに予約すればというように、期限を区切ることで割引率が異なる航空券です。
早い者勝ち
割り当てられる座席数が決まっているので、割引率が大きい早割からどんどん予約が埋まっていきます。
今年の6月、サロマ湖ウルトラマラソンの遠征はホテルから航空券、レンタカーまで全て自分で手配しました。
発売日と同時に早割航空券を入手しようとしたのですが、記入手違いで再度やり直すと希望の座席はすでに売り切れ、次の割引率での購入となってしまいました。
その差わずか数十秒、狙っていたライバルは当然ランナー(サロマンブルーか?)だったのだと思います。
早割航空券の注意事項
メリットばかりではないのが早割航空券で、デメリットは次の2点です。
- 予約後の変更が不可
- キャンセル料が高い
数ヶ月後に予定変更の可能性が少しでもあるなら、早割航空券の購入は控えた方が無難でしょう。
その意味合いでは、中止以外でマラソン大会開催の変更はありません。やっぱりマラソンと早割航空券とは相性が良いと言えます。
早割航空券の発売日はいつ?
早割航空券は席数に限りがあるうえに人気があるので、発売直後に早々と売り切れとなる場合がほとんどです。よって100%ゲットするには発売開始日に最速で予約しなければなりません。
発売されるタイミングは航空機の運行ダイヤが変わる日で年2回あります。
夏ダイヤ(3月末〜10月末)→発売は1月末
冬ダイヤ(10月末〜3月末)→発売は8月末
よって早割運賃を狙う場合、1月と8月初旬から各航空会社のホームページのチェックが必須で、早割航空券の発売日をホームページで確認しておきましょう。
もしも発売日と同時に購入に成功すれば、なんと7ヶ月!も先の航空券を格安で手に入れることができるのです。
早割はいつまでに予約すべき?
では一体いつまでに予約すればいいのか?
最安値で航空券を押さえたいなら、予約期限が最も早い日にちを狙わなければなりません。
予約期限は航空各社で微妙に異なるのでチェックが必要ですが、ざっくり見ると搭乗の75日前〜21日前まで※に予約すると覚えておきましょう。
※スターフライヤーは80日前
予約のコツは
コツはたった1つ、搭乗日を決めていち早く予約することです。いち早く予約すれば最大の割引率の恩恵を受けられます。
つまり遠征好きなランナーは、翌年に参加する大会を8月末までに決めてしまいましょうということです。
各社の早割の特徴
どこの航空会社でも安ければ良いという方も、マイレージ関連で特定の航空会社を贔屓している方も、各社それぞれ特色があるので、大手を筆頭に比較検討してみる価値は十分あります。
JAL[先得]
入会金・年会費無料のJALマイレージバンクカードに加入すれば、一般購入よりも1日早い発売日に購入できるメリットがあります。
この1日早くというのが曲者で、たった1日のタイムラグで座席を確保できない可能性があるのです。無料なので加入してしまいましょう。
:予約期限 75日前・55日前・45日前・28日前・21日前
ANA[ANAスーパーバリュー]
ANAは予約完了後の支払い期限が予約日を含んで2日以内と、決めたからには早く決済しなさいと急かされるのが難点です。
しかしANAもJAL同様に無料のANAマイレージクラブ会員ならば、1日早く発売日に購入でき、有料のモバイルプラス会員ならば2日早く予約できるメリットがあります。
ANAの2日早く予約できる有料会員メリットが凄まじく大きく、お盆や年末年始などの予定を早々に決める人には大変ありがたい特典です。これがあるだけでANAの有料会員になる知り合いがいます。
:予約期限 75日前・55日前・45日前・28日前・21日前
スカイマーク[いま得]
何と言ってもスカイマークは予約期限が3日前まで適用され、料金が細かく設定されているのが特徴でしょう。
就航数(札幌・神戸・福岡・長崎・鹿児島・奄美大島・那覇)が少なく行き先が限られています。
しかし札幌マラソン、神戸マラソン、鹿児島マラソンなどに参加予定のランナーは、航空券購入がぎりぎでも割引対象になります。
:予約期限 3日前
エアドゥ[AIR DOスペシャル]
東京、仙台、名古屋、神戸から北海道へ遠征する機会は少ないかもしれませんが、安いLCCですから選択対象になります。
:予約期限 75日前・55日前・45日前・28日前・21日前
スターフライヤー[そら旅]
九州を拠点にしている航空会社で東京、沖縄、山口、大阪、沖縄に就航。革張りのシートや豊富なドリンクサービスと顧客満足度が高く人気の航空会社です。
最大80日前の航空券を予約できるのはスターフライヤーのみ、キャンセル料も段階的に設定されています。
:予約期限 80日前・60日前・45日前・28日前・21日前
ソラシドエア[バーゲン]
九州に拠点を置く航空会社で東京、名古屋、神戸、九州、沖縄へ就航。変わったところではマスクやマウスウォッシュなどアメニティ類のサービスがあります。
:予約期限 75日前・60日前・35日前・28日前・14日前
フジドリームエアラインズ[45割]
静岡空港を拠点とし、全国各地への就航便を持つが東京には就航していない珍しい航空会社です。
パンやお菓子、就航路線の地方紙などの珍しい機内サービスがあります。
:予約期限 45日前
早割が取れなくてもまだ手はある
残念ながら早割が取れなかった時でもマラソンと同じく決して諦めてはいけません。
各社7日前までなら割引運賃を用意しています。これも席数に限りがあり変更できませんが、通常運賃よりは安く飛行機に乗ることができるのです。
まとめ
そもそも私は飛行機代を正規料金で購入して搭乗したことは一度もありません。
飛行機はチケット代がもともと高額なので滅多に乗りません。飛行機に乗る機会があるのは、数ヶ月前から予定を組む家族旅行かマラソン遠征が主です。
マラソン大会要項は大都市圏で開催される大会では約半年前には発表されます。また発表される前でも毎年の動向で開催時期を予測できてしまいます。
「先んずれば人を制す」とはよく言ったものですが、遠征予定が立ったらエントリーよりも宿泊先よりも、先ずは航空券を抑えてしまう手段に打って出るのが賢明かもしれません。