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目黒シティランは穴場
昨年(2016年)が初開催にも関わらず、RUNNETの大会100選に選出されました。第1回を走った知人から高評価を聞いていたのと、2週間後の奈良マラソンの調整を兼ねて参加して来ました。
同日にマンモス大会であるつくばマラソンや大阪マラソン(2022年に2月へ)が開催されるので、中央競馬でいうと春の福島、秋の新潟よろしく、裏開催的な寂しい雰囲気を想像してしまいます。
しかし全くそんなことはなく、コンパクトで素晴らしい運営がなされる大会でした。
会場までのアクセス
東京都心で行われるため、近郊からの参加者にとって交通の弁は文句のつけようがありません。
最寄りの東横線中目黒駅からメイン会場まで徒歩でわずか5分の距離です。案内係がいるので会場まで迷うことはまずありません。
運営
この大会の前身が駒沢公園で行われていたマラソン大会とは聞いていました。場所を公園内のランニングコースからロードに移し、しかも大胆にも都内の幹線道路を贅沢に使用する大会に変貌を遂げました。
それでいて運営はコンパクトで、痒いところにも手が届いていて素晴らしくスムーズなものでした。
目黒区が主催ということで自治体が開催に向けて地元民へ、マラソン開催とそれに伴う交通規制の告知徹底に尽力したことが随所に窺い知れました。例えばレース10Kmの区間、応援が絶えなかったこと、歩行者・自転車・車両共々大きなトラブルがなっかたことで分かると思います。
また、参加人数に見合った会場規模と動線、区庁舎施設を余すことなく贅沢に利用した運営には目を見張るものがありました。口コミによると昨年ランナーが不満に感じた箇所が改善されていた模様です。おそらく運営側が他大会のリサーチをして参考にした成果だと思われます。
参加特典
- 目黒区の公衆浴場利用につきソフトドリンクサービス(12ヶ所)
- 参加賞→スポーツタオル、亀屋万年堂「ナボナ」、ナンバー留め、ドリンクボトル
- マサージや鍼の無料サービス
スタートまで
10Kmで参加人数が3000人の適正規模なので特に混乱はありません。
トイレもほぼ並ばずに利用でき、動線も案内もわかりやすく、各ブロックまでストレスなく進みスタートを迎えられます。私は軽くアップして20分前にAブロックの列に加わりました。
スタート後は他大会と同様に混雑して渋滞気味、本気でタイムアタックをするのなら整列開始直後(8:00)に並べば、遅いランナーにてこずることもないでしょう。
コース戦略
都内の幹線道路なので路面も整備されていて、ワダチもなく走路に関してはとても走りやすいコースです。
アップダウンが適度にありますが普段の練習コースに坂がある人はなんてことはないレベルです。
ただ、山手通りから左折したゴール直前の上り坂は正直キツイです。それでもゴール直前の大声援に押され、最後の力を振り絞り、前傾姿勢と鬼の形相で猛プッシュしましょう。
目黒シティラン口コミまとめ
《良い口コミ》
- 規模も運営もすごくコンパクト
- 昨年は目黒通りがランナー1車線、今年は改善されランナー2車線で安心して走れた
- 何より簡易トイレの充実が素晴らしく待たずに何度も使える
- 適度なアップダウンで練習になる
- 更衣室、トイレ、手荷物預けとスムーズでストレスのない大会
- 今年からウェーブスタートを導入、目黒通りと山手通りの走路が広がる
- 目黒区役所内で着替えるので整列ギリギリまで温かい
- ボランティアスタッフの人数も十分な配置
- ゲストも目黒区主催なだけあって有名どころが来る
- ナンバーカード事前送付なので、ギリギリ会場到着でも間に合う
- 前回の改善が見られ、ランナーの意見をしっかり聞いてくれる良運営
- 鍼灸師さんのバランス鍼と疲労回復鍼にお世話になった
- 地元で交通費もかからないから参加費5000円でもOK
- 地元なのでジョグで会場入りして、ジョグで帰宅
- 家庭に配布された交通規制案内にもランナーの通過予測が記載され、家族の応援に役立った
- 荷物預けがスムーズで荷物入れの袋も適度な大きさ
- 朝早いにも関わらず、沿道からたくさんの声援・演奏あり
- 10Km大会でスポーツブランドのタオルが出る大会は見たことない
- 地元への事前のお知らせがよく行き届いていた
《悪い口コミ》
- 10Kmで参加費5000円は高額なのでは?
- 仲間と打ち上げしようにもゴールするのが朝9時台なので商店街のお店がやってない
- ゴール時間によっては記録証をもらうのに長蛇の列だった
- 出店コーナーが意外と少なかった
- スタッフジャンパーを毎年変えるなら使い回しにして参加費を抑えるべき
- 駅前や商店街もこの日だけは午前中から飲食店を開けてくれれば、少しでも経済効果に貢献できると思う
(RUNNETより 2017年11月29日現在)
近所にこんなに素晴らしい大会があったらなぁ
都心に住んでるランナーの方達へ、こんな手っ取り早くて運営がしっかりしている大会がご近所にあるのが羨ましい限りです。
関東圏に住まいならなら僅か10Km走であっても、大した用事がなければ時間を作って走りに行く価値は十分ありとお伝えします。
いや〜また参加したい度
この大会の特徴の一つが、スタート時間が早朝8:30だということです。これは都心の幹線道路を封鎖するので仕方なく、日曜の朝っぱらから心拍数を一気に上げる心と身体の準備が必要です。
また、マラソン大会に出場して走り終えたのに、なんと⁉︎tまだ午前10時にさえ達してないなんてここでしか体験できません。普段の練習感覚で気軽に参加し、贅沢に休日の午前中を利用できる貴重な大会です。
シーズンも始まり、アップダウン有りのスパイスが効いた10Km走、PB狙いに徹するランナー、フルマラソンの調整に充てるランナーにはうってつけの大会だと断言しておきます。
(5段階評価で)